この間、黒部でトロッコ乗ってきました。



このトロッコは黒部峡谷の電源開発に伴ってその輸送手段として使われてきたもので、
景色があまりにキレイなので今は一般の観光用にもなっているのです。

黒部峡谷は国の特別天然記念物や特別名勝にも指定されていて、
黒部ダム一体には年間１０００万人以上が訪れるそうです。



きれいでしたー。
マイナスイオン大放出って感じでした。

宇奈月駅から欅平駅まで約１時間２０分、トロッコでゆられるんですが、
その道の所々にダムや電力設備があります。

もちろんそこで働いている人たちもいるんですが、
冬の間は豪雪のためトロッコが動かないんですね。
なので、トロッコの線路に沿ってずーっとある、
横も天井もコンクリートで覆われている、
人１人が通るのがやっとの冬期歩道っていうものを、
宇奈月から欅平まで６時間、荷物を担いで歩くのですって。

すごいなぁと思いました。

今回は黒部ダムのほうまではいかなかったんですが、
日本一のダムやその関連施設を作る行程はやはりかなり難航したようで、
日本電力が水力発電所の建設に備えた調査を行うために開削っていう、
日電歩道とか、やばいっす。

断崖絶壁沿いに、幅８０ｃｍの歩道が約１３ｋｍ続いているそうで、
そこを物資を持って歩いたらしいんだけど、かなり危険ですよね。

いまは一般用に、少し整備された状態になってるらしいんだけど、
それでも転落事故がけっこうあるらしい。

それと、いまはトロリーバスが通ってる関電トンネル。
このトンネルも、黒部ダム建設の物資輸送用の電車を通すために作られたんだけど、
ここの破砕帯は８０ｃｍを掘るのに７ヶ月かかったとか。


なんか、私が普段の生活に使ってる電気とか水とか、
こういう人たちの血と涙によってできてるんだなって実感しました。

ありきたりだけど。



ますます黒部ダム行きたくなったなぁ。

途中黒薙温泉にも泊まりたいし、アルペンルートを往復したい。